宮城三陸3.11愛と希望コンサート特別大使
宣教落語家 ゴスペル亭パウロ
あの、震災から今年で12年経ちました。
今回、「宮城三陸3.11東日本大震災追悼記念会」に、ゲストとして行かせて戴きました。
初めてお伺いする気仙沼、あの日、炎に包まれた気仙沼の湾岸にある「気仙沼まち・ひと・しごと交流プラザ」が会場です。 そして、コンサートのテーマは【まごころをあなたに】で、このテーマの元にセレモニーが開催されました。コロナ感染拡大により、集まっての開催は久しぶりとの事で、気仙沼の湾が見渡せる素晴らしい会場に100名程の方が集まって下さいました。
気仙沼では、中々、生の落語を聞かれる事が無いと、事前にお聞きしていましたが、今回の演目は、安政南海トラフ大地震による大津波により、逃げ惑村人を助けた【稲村の火 濱口梧陵物語】を演じさせて戴きました。
参加者から寄せられましたアンケートでは「濱口梧陵さんが、村人を自分の稲村に火を放って、逃げ遅れている人を助けた事が伝わっている様に、私らも、次の東日本大震災を知らない世代に伝えて行かなくてはいけないと、感じた。」と、書いて下さっていました。
サイレンが鳴る2時46分には献花と祈りを海に向けて捧げて、最後に「花は咲く」をみんなで、心をあわせて歌いました。今回のコンサートの様子は「宮城三陸3.11東日本大震災追悼記念ホームページ」よりご覧頂けます。
最後に、このはたらきを覚えて戴き 、ご支援ならびにお祈りで支えて下さった皆さま方に感謝申し上げます。ありがとうございました。
私は、この度、宮城三陸3.11愛と希望コンサート特別大使に選任され就任させて戴きました。
来年の追悼会開催に向けて取り組んでまいります。
ゴスペル亭パウロ
宮城三陸3.11愛と希望コンサート特別大使
ゴスペルシンガー・ソングライター 横山大輔
2024年3月11日は、3.11宮城三陸追悼記念会「愛と希望のコンサート」が石巻ビーワンチャーチで行われ、救世軍のプラスバンド、福音落語家ゴスペル亭パウロさん、オペラ歌手、当重茜さん、フラダンス カイラニデイ、私たちの賛美がありました。
100名以上が集まり、共に絆を深め、恵みを共有する時間になりました。私たちも賛美を4曲と、最後全員で歌った「花は咲く」の奏楽と歌をさせていただきました。ずっとここにいたいような、温かい空気の中で、笑顔と励ましに満ちた素晴らしい会になりました。準備してくださり、私たちを呼んでくださった実行委員会の皆さまに心から感謝します。
14:46には、サイレンがなり、黙祷する中で本当に悲しみが改めて私の心に襲ってきました。13年経ってもなおまだ傷ついたままの心があるんだと現地に立って感じたことでした。津波で流された家族や家、思い出、未だ行方不明になっている家族、計り知れない悲しみの中で、僕は初めてこの宮城県で迎える3.11その後に出番を迎える自分は今日、何を歌えばいいのか分からずに、控え室で途方に暮れていました。
しかし、祈りの中で、イエス様の言葉が心に迫ってきました。
有名な山上の説教にある 「悲しむ者は幸いです。その人たちは慰められるからです。」マタイの福音書 5:4の言葉でした。
悲しみは欲しく無いですが、悲しむ人にしか慰めはないんだ。また悲しむ人に寄り添い続けた神の家族、多くのクリスチャンと教会の姿が、この場所にあり、またこのイベントも13年経ってもなお、続いてきたのです。もう3.11は13年も経つし、費用も時間も労力もかかるから集まらなくてもいいんじゃないか、また能登で地震もあったし、そっちに力を注げばいいんじゃないか。僕はそんな風に思っていましたが、そうじゃなかったんです。
献花する役をいただき、亡くなられた方々を思い、十字架の元に祈りを込めました。イエスキリストは、悲しみの人で病を知っていた。と書かれています。 イザヤ書 53章3節 十字架で命をかけて私たちのために死んでくれたのは、私たちの悲しみ、痛み、病、全てを背負ってくださったから。だから、この方が私たちに寄り添い、共にいてくださる、そこに慰めがあるんだと思いました。
希望は失望に終わらない。
東北に、能登に、日本に、世界に。
この方に、命があるから、僕たちは生きていける。
あなたを決して見放さず、あなたを見捨てない。
そう言ってくださる方が、今年の3.11も、いてくださった。だから、この集まりが続いて、この東北の地にこれからも福音の良い知らせが届いていくんだと思いました。神様が東北を愛しているので、僕も東北を応援します。諦めません。この愛と希望を歌い続けていきたいと思います。
Love and Hope 2024年3月11日 @3.11宮城三陸追悼記念会「愛と希望のコンサート」
横山大輔・和子
1.希望は失望に終わらない
2.君の手
3.Life is wonderful
アンコール(かずし君が声をかけてくれました♪)
4.生きる
5.花は咲く With 救世軍ブラスバンド、当重茜さん、DK和子 スペシャルバージョン
愛と希望のコンサート アーカイブはこちら
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https://www.youtube.com/live/qn1zTUAao8s?si=n7BW2Fg3JfVHbmyg
宮城三陸3.11愛と希望のHP
↓↓↓↓↓↓↓↓
https://miyagi3riku3011.jimdo.com/
5年ぶりの宮城で、様々な方々とお会いして、また再会も出来て、お世話になりました。実行委員会の皆様、風間先生、中橋スティーブンさん、ビーワンチャーチのチャドさんジョイくん、気仙沼第一聖書バプテスト教会の嶺岸先生ご夫妻、東松島アメイジンググレイスセンターの横山あかりさん、日光から参加した増田君、石巻で開拓をしておられる伊藤治哉さんご夫妻など、働き人との交わりも励まされました。
いつかハロージーザスフェスティバル石巻もやりたいね、と話して別れました。
皆さん、また会う日まで。お元気で。
God bless Tohoku
宮城三陸3.11愛と希望コンサート特別大使
宣教落語家 ゴスペル亭パウロ
【少年の姿に学ぶ】オペラ歌手 当重 茜
「神様は意地悪です。どうして何度も災害が起こってしまうのでしょうか。」2024年1月1日
あの光景は13年前の記憶と同じものです。
悔しくて…悲しくて…
人間は無力なのだと思いました。
けれども…
人が助け合えばそれは小さな光となりその光は誰かを勇気づける大きな力となるのです。
能登地方の皆様、どうかどうか、がんばって下さい。そして共に前へ…。」
これは、愛と希望のコンサートに際し、宿泊させていただいたホテルのエレベーターホールに立てられたホワイトボードに書かれていたメッセージです。
実行委員の先生方、皆様、このために貴重なお時間とお力をおささげくださり祈りつつご準備下さり、また、今回はゴスペル亭パウロこと小笠原浩一兄の推薦により、この小さな者にもお声かけくださったこと、誠にありがとうございました。
過去に6回石巻を訪れましたが、2015年の5月は関西クラシック音楽家約200名の1人として、以来、2015年から2018年までの夏は福音自由教会とのご縁により石巻福音自由教会の夏祭りのお手伝いとして、昨年11月は石巻オアシス教会10周年にお声かけいただいてのことでした。
どの訪問でもそれぞれに違った感動があり、多くを学びました。
今回7度目の石巻訪問、実行委員会の皆様には、311愛と希望のコンサートの前後に、賛美と証の機会を設けていただきました。感謝です。
2019年に悪性リンパ腫(ステージⅣ)発症、2020年1月から5月まで抗がん剤治療を経て生かされて今があるこの身にとって、神様を歌をもってほめたたえ、神様からよくしていただいたありのままを感動してお伝えすることは極めて自然であり、何よりも私の心身にとっての副反応一切なしの特効薬となっていること、今回は喜びの痛感でした。
仙台福音自由教会での礼拝を皮切りに、午後の同教会でのスプリングコンサート、311愛と希望のコンサート、石巻山城町教会のオープンチャーチ、南三陸町復興住宅の集会所でのオペラチックコンサート、石巻福音自由教会のスプリングコンサート…どれも私にとって感動いっぱいでした。
何より、地元の地域教会及び、先生方、信徒のお一人お一人が地域との良いバランスをとられ、良い関係を築きかれ、保たれているという基礎がある所にこの者が加えていただいたこと、来られた方々、皆様本当に柔らかな表情で柔らかなお心で耳を傾けてくださったこと、誠にありがたいことでした。
震災後に教会が増えているという被災地に大いに学んだこと、それは地域教会としての地域に密着した働きと、普遍的教会としてひとつごとをひとつ心で協力して一致することです。
その中で今回特筆すべき感動に出会いました。
311愛と希望のコンサートの真っ只中の出来事でした。1人の少年が自由に会場を駆け回り、出演者を励まし、客席を盛り上げていました。
なんという天真爛漫!
会場にはもはや、年齢、立場の段差や壁はなく、少年が振り撒いた空気で「天国さながら?」の空間になっていました。
「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。はっきり言っておく。子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。」(マルコによる福音書 10章14~15節)
もちろん、あの時、あの少年を諌めるものは誰1人として存在しませんでした。
なんという麗しい光景でしょうか?
少年は彼の喜びを身体いっぱい心いっぱいに現していました。
人と人とを結びつけ、その空間を一体にする不思議な大きな働きをしてくれました。
「これだ!」
キリストを信じる私にとってあの姿は必要不可欠!
日本の教会にとってもあの姿は必要不可欠!
ごくごく自然な姿!
あの時のあの少年の姿に大いに感動し、励まされ、大切なことを学びました。
「人が助け合えばそれは小さな光となりその光は誰かを勇気づける大きな力となるのです。」
あのホテルのエレベーターホールに書かれていたこと…確信できた出来事でした。